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木材SCM / Timber SCM -1-

 多くの分野の製品市場は製品供給過多となり、製造業は過酷な競争状態におかれ、市場適応を重視せねばならなくなっています。このような状況下で原料調達・製品生産・製品販売を一連の流れ、すなわちサプライチェーン ( Supply chain )として管理する考え方がSCM ( Supply Chain Management ) です。
 SCMに基づく経営では、サプライチェーン内の在庫量すなわち原材料・仕掛品・製品を少なくし、戦略的投資に配分できうるキャッシュを増やすことで市場におけるチェーン全体の競争力増強を目指します。
 ところで川下の需要変動が川上にいくほど増幅していく需要変動増幅現象がフォレスター効果 ( またはブルフィップ効果 ) として指摘されています。従来、この現象への対策には決め手となるものがほとんどありませんでした。そのため川上の工程ほど、川下の需要変動の振幅に比べて多くの在庫や加工能力をもつほかありませんでした。
 全工程で完全に注文生産を行うならば当然フォレスター効果は生じません。しかし注文生産のみで対応すると製品の受注から納品までかなりの期間を要することは想像に難くなく、今日の俊敏な対応を求められる市場においては合理的といえません。通常はあらかじめ原材料などの在庫を用意する策で納品までの期間を短縮します。
 ここで原材料投入速度の安定化により原材料供給者の過剰な在庫や生産能力を抑えることができれば、その準備へむけられてきたキャッシュは不要となります。木材SCMでは原材料投入速度安定化の実行のために製品生産速度を安定化させます。このことにより業務費用 ( 人件費・設備費 ) を抑えることができます。原材料・仕掛品・製品に関わるロジスティクス ( 物流 ) 面でも運送量の平準化が行なわれるため、キャッシュの低減を見込めます。
 以上は原材料投入速度を安定化させることによって戦略的投資に配分できうるキャッシュが増えることを意味します。よって木材SCMは、過酷な市場競争におけるサプライチェーンの1つの有効な戦略または戦略支援となりえるといえるでしょう。
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