環境・社会・経済の安定化 blog

blog for stabilization on ecology, society, and economy

Archive [2009年06月 ] 記事一覧

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木材SCM / Timber SCM -6-

制約条件の理論 (theory of constraints = TOC)イスラエルのゴールドラット博士による提案。生産システムにおいて加工能力の最も低いすなわち制約となる工程の能力に合わせて生産システムを運用する考え方(DBR)が有名。また管理会計としてスループット会計(TA)も提案。提案全体を通じ、制約を持つ状況を打破する思考プロセスを提案。TOCの考え方に基づくDBRは多くのSCM運用のためのソフトウェアに実装されているようです。「ザ・ゴ...

木材SCM / Timber SCM -7-

TOC : DBRDBR(ドラム・バッファー・ロープ)はTOCの中で生産システムの管理に関する考え方です。制約となる工程の加工速度(加工量/単位時間)をリズミカルに打たれる太鼓(ドラム)に例えています。ドラムの工程直前にはある程度の加工前の材料を用意(保護バッファー)します。材料不足によるドラムのリズム低下を防ぐためです。また出荷直前の製品もある程度用意(出荷バッファー)します。材料の投入速度は、ドラムの工程の速度に準じ...

木材SCM / Timber SCM -8-

TOC : S-DBR (Simplified-DBR)DBRを単純化して考え生産システム全体を出荷バッファーとみなす考え方です。納期に間に合うように生産システムを管理します。加工能力よりも市場(販売量)が制約であると認識される場合を出発点にしているようです。DBR・S-DBRいずれも「時間」を指標とする考えです。適切な在庫目標などは主としては論じられていません。ですから受注生産に特化した手法といえるでしょう。参考文献Eli Schragenheim an...

木材SCM / Timber SCM -9-

TOC : TA (throughput accounting : スループット会計)会計にはおよそ2つのものがあります。法的に作成が求められている制度会計と経営体が自らの現況を捉える資料として内部で作成し、意志決定の参考とする管理会計です。TAは管理会計です。ROIをもとめ、その値により生産システムの状態をしる手法です。ROIは、経営体の抱える全在庫を原材料の評価額に換算した値(投資:I)で利益(NP)を割った値です。このときの利益とは、販売額...

木材SCM / Timber SCM -10-

ブルウィップ効果低減をねらうためのDBRの検討 1DBRは制約となる工程の加工速度に準じて材料を投入する考えでした。ここにはブルウィップ効果は生じていません。ロープによって伝達される速度に制約条件以外のものも含ませることでブルウィップ効果を低減できると考えられます。なお注文生産ではDBR・S-DBRを用いればよいのでここでは見込み生産、すなわちつくりおきのための手法を考えます。DBRにおいて抱える在庫量はロープで伝...

木材SCM / Timber SCM -11-

ブルウィップ効果低減をねらうためのDBRの検討 2材料の投入速度が、在庫量の多いときに遅く、少ないときに速くなるように調整されると、サプライチェーン全体の在庫量は過剰・過少を避けた適切な量に近づくでしょう。ここでいう適切な量とは、今後の販売量をまかなう点で過不足ない在庫量といえます。ところで在庫量と照らす需要予測や在庫目標値などは過去の需要情報をもとに作られることが多いです。単純に考えれば、最近の需要...

木材SCM / Timber SCM -12-

ブルウィップ効果低減をねらうためのDBRの検討 3在庫量と需要量によって調整される値と調整のされ方はどうあればよいでしょうか?調整される値は言葉通り調整される前提なので、ある程度安定するであろう値がよいでしょう。また、投入量のもととなる値なので、何かしら生産システムに関係する状態を反映した値が現実的といえるでしょう。まとめると以下の条件となります。・調整される値(1)・安定する値(2)・投入量のもととなる値...

木材SCM / Timber SCM -13-

ブルウィップ効果低減をねらうためのDBRの検討 4投入量をもとめるにあたり、あとは平均需要量に対し在庫量と需要量による調整をどのように行わせればよいかだけになりました。販売機会損失を避けるだけを考えるならば在庫量は果てしなく多く持てばよく、「できるだけ」多く投入すればいいでしょう。また測定できる値で考えるならば単純に制約となる工程の速度で投入していれば、最終製品が販売量の変動とともに振動していくだけと...

木材SCM / Timber SCM -14-

ブルウィップ効果低減をねらうためのDBRの検討 5投入量調整には在庫量と需要量の情報に加え、在庫量が投資の結果ということから資金の情報も調整に利用できるでしょう。さて、TOCには管理会計のTA、スループット会計が提案されていました。ROI(利益/在庫評価額)という単純な測定結果は、利益を増やし在庫を減らすための指標となるものです。ROI自体は利益という資金面の一端を反映しているといって良いでしょう。さらに需要量に読...

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