環境・社会・経済の安定化 blog

blog for stabilization on ecology, society, and economy

User Tag [安定 ]を含む記事一覧

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利益実行可能確率2  - 調達変動と調達安定 -

これまで本blogでは回収額と調達費の双方が変動する場合(在庫補充)と回収額のみ変動する場合(調達量安定化)を比較してまいりました。 販売量や販売額は概ね購買者・消費者に依存しますし調達の量と額面(費用)はともに変動するものです。ですから販売に関してはふれず、調達量が変動するか否かによって名称を与えればいまのところの場合分けなどに足りることでしょう。 そこでこれまで在庫補充と称してきました回収額と調達費の双方...

利益実行可能確率3  - ダイスゲーム(販売額・材料費・業務費用) -

調達安定と調達変動について再びダイスゲームによる実験にて検討します。本実験では、材料費をダイスの目に読み替えて販売額と業務費用を変化させ利益実行可能確率の推移を比較します。各項目は以下の通りです。 ・販売額回収額です。ダイスの目に何倍(rate)か単純な乗算により変化させた値とします。本実験では1~10倍まで、すなわち4の目に対し4から40まで変化させます。 ・材料費調達変動の材料費は上記のようにダイスの目(...

既存のSCMと調達量安定化の簡単な比較

既存のSCMでは需要予測や販売速度に合わせて調達します。すると在庫量は最少になるためキャッシュを手元に多く残せます。しかしそのために要する経営資源は多くなります。なおブルウィップ効果への対策を考慮しなければサプライチェーン全体の在庫は過剰になり「在庫量は最少」となりません。一方、調達量を安定化すれば、利益を得る確率が高まります。そして経営資源を最少にすることが可能となります。...

今年もよろしくおねがいします

昨年は多くのアクセスを頂き感謝しております。今後、ファイルなどは以下のサイトのstorageに蓄積していきますのでよろしくおねがいします。knowledge platform of ancientbell2004年に雑誌に載せて頂いた記事をダウンロードできます。本blogの以下に該当する内容となっています。木材SCM / Timber SCM -19- (雑誌掲載分)...

回収と支払の安定と不安定 1

経営体の方針や市場状態によって回収と支払の在り方は異なってくると考えられますので安定(させる)か否かの視点から、ここで整理します。① 回収: 安定 支払: 安定◇ 月別の販売量にあまり差がないため調達量にも変化が見られない状態◇ 契約などで毎月の販売量に変化のないため、調達量にも変化が見られない状態◇ 販売量の平均が非常に多く安定とみることができ、毎月の調達量も安定とみることができる状態◇ 生産システム内部に制約...

回収と支払の安定と不安定 2

回収と支払の分類を続けます。この2項目は、利益を簡単に算出できる利点があるので検討しています。前報の①と②では回収が安定か否かで違いを見せているに過ぎませんでした。①では、販売分に見合う速度で材料を調達すれば良いだけです。②では、平均的な需要を調達すれば良いです。ただし①とちがい、期間別の販売量が異なるため生産システム内の在庫量が大きく変化していきます。ですから在庫状況を考慮しなければ過剰在庫が生じて...

利益継続戦略の概略 2

1. 調達量を変動から安定へ本戦略実行において筆頭に挙げねばならない事は調達安定です。平均的な需要量を材料の体積に換算し、調整方法を決めることで調達量の値を取得できるでしょう。調達安定により利益実行可能確率を向上させます。2. 生産量を変動から安定へ調達安定をより達成させるために生産量を安定化させます。調達量同様に、平均的な需要量に対する調整方法を決めることで生産量の値を取得できるでしょう。生産量の安定...

安全在庫量 (国家事業報告書草案抜粋 3 2011年2月)

***** 抜粋ここから *****生産システム内の原木、仕掛品、そして製品、さらにそれらを細分化したうえで在庫目標(平均需要量ないしは需要予測量に対し安全在庫量を加えた値)をもうける際には、顧客と接する位置の安全在庫量を決定し、他の位置の安全在庫量をその1/2の値にセットすることにより、調達を安定化させ在庫を低減し納期を遵守しやすくなる。***** ここまで *****【解説】在庫目標の設定によって、調達量の安定度合いと...

安全在庫量の検討 1

サプライチェーンでのモノの流れの安定化に関して、安全在庫量の設定をどのようにすればよいか検討しました。4段階の在庫の位置を設定し川上側からそれぞれA、B、C、Dとします。A~Dの初期の安全在庫量を設定し、Dのすべての(安全)在庫量が出荷されてから初期同様の在庫量に復帰するまでどのような挙動となるかをみました。ルールは、期間ごとに川下側の不足分を川上側から供給するという単純なものです。A~Dは初期の安全在庫量...

安全在庫量の検討 2

どの状態でもDの初期値を4にセットし、A~Cの初期値を変化させることで1. Aへの投入量の安定具合2. A~Dの合計量3. 所要期間以上3点を簡単なシミュレーションで検討しました。ここで3.所要期間とは、Dの安全在庫量4が全て出荷されたのちA~Dが元の在庫状態に戻るまで何回の入出荷を行う必要があったかの期間を指します。A~C初期値各1、各2、各3についての結果は以下の通りです。各1の結果1. (安定具合) Aへの投入量は全て...

安全在庫量の検討 3

所要期間が等しくくらべやすい各2と各3では各2のほうが安定具合はよく在庫量は少なくすむため安全在庫量(の設定)として適しているといえます。各2と残る各1をくらべると安定具合と在庫量の少なさでは各1のほうが優れています。ですが各1は各2に対し所要期間を2倍要します。所要期間中の各1は最も川下側のDが少しずつ補充されていく挙動をみせるため現実には販売機会喪失を多く招きかねません。以上から、(最も川下側をの...

安全在庫量の検討 4

前試行のA~C各2(初期値)の在庫合計を変えず変化をもたせるにあたり、挙動の特徴を検討します。制約条件の理論(TOC)にみられるように、今回のような単純な試行においても制約条件が挙動に与える影響が考えられます。在庫目標ともなる安全在庫量初期値が制約条件です。ですからA~C初期値のいずれかに1がありますとD初期値の4を満たすため4/1=4回の入出荷が行われます。ですからA~C初期値はいずれも2以上でなければならず...

日本復興を祈念して3 復興の際の使用電力量のピークを低くする1案

業種などを問わず多くの工場で調達量と生産量を安定化させれば、電力使用量のピーク値は低くできるのではないかと思います。websiteに昔の論文と雑誌記事(以前本blogに掲載済)を置いていますので安定化にご興味のあるかたはご覧ください。シミュレーション結果の挙動をグラフで確認できます。 website森林計画学会誌論文2002 (ファイル名: 2002計画誌.pdf)木材情報12月号(2004年) 掲載分SCM記事 (ファイル名: MOKUZAI SCM.PDF) ...

調達安定の手法 1 -フローとストック、サプライチェーン-

調達安定に関することがらは、単純にフロー(流れ)とストック(在庫)の2つに集約されます。フローには、調達、生産、販売と、それぞれに関するさらに細かい流れが伴うことでしょう。ストックには、材料(原材料や部品)、仕掛品、製品と、それぞれに関するさらに細かい在庫が伴うことでしょう。生産システムが複数の工場にまたがっている、または1工場であってもフロー(工程)が多数あるような場合、サプライチェーンとしてみることが...

調達安定の手法 2 -調達安定の効果-

調達安定の効果としては、以下が考えられます。利益を生み出しやすくなる(本blogで検討中の利益継続戦略や利益実行可能確率)調達量を安定化させていることから調達先との長期的な取引を行いやすくなる調達量の安定化とともに生産量の安定化を行うことで、他の手法と同様ないしはそれ以上の販売量を持続しながら少ない経営資源によって生産活動を行えるなおこのことは、経営体にコスト削減をもたらすことにくわえ、生産システムやサ...

調達安定の手法 3 -在庫目標(ターゲットストック)と安全在庫量-

ある程度のストックを用意しておかなければそれ以降の工程や販売に支障をきたします。そのようなことを考慮し、それぞれのストックに対する目標となる量を在庫目標(ターゲットストック)といいます。どのような位置にどれほどターゲットストックを設定するかはストックの位置や生産や販売の状況によって変わります。需要予測、出荷見込みや平均需要などの各工程のフローと同程度の量に対して安全在庫量という余裕を加えることでター...

調達安定の手法 4 -ターゲットストックの2ポイント-

調達安定に適するターゲットストックには2つのポイントがあります。まず1点目は、ターゲットストックの扱い方です。ストックをターゲットストックまで満たすことは目的にかないますがストックをターゲットストックにぴったりと合わせる必要はありません。ストックがターゲットストックを超えてかまわないのです。そして2点目は、最も川下の安全在庫量に対して川上側のどの位置のストックであっても安全在庫量をすべて半分にセッ...

調達安定の手法 5 -安全在庫量とブルウィップ効果-

サプライチェーン上のブルウィップ効果という需要変動増幅現象において、調達安定の世界で推奨する安全在庫量はブルウィップ効果の結果として生ずる川上側の過剰在庫を低減させることでしょう。またブルウィップ効果への対策として「情報共有」が挙げられています。共有する情報には、ストックと販売状況に限定することなく、安全在庫量をいかほど設定しているかも重要であるといえるでしょう。なお安全在庫量の設定が需要変動増幅...

調達安定の手法 6 -ターゲットストックの範囲-

工程前後や出荷に備えた製品など、ストックにはさまざまな位置があるでしょう。ここでは、どのような範囲に対しターゲットストックを定めるかを検討します。調達安定では、大きく2つのターゲットストックを用います。材料についてのストックに関するターゲットストックと生産開始後の仕掛品から出荷可能なモノを含めた製品についてのストックに関するターゲットストックです。材料のストックは、手元のストックがターゲットストッ...

調達安定の手法 7 -製品過剰在庫 1-

ターゲットストックに過不足なくストックを用意しようとするとブルウィップ効果を生じやすくなり調達安定を妨げかねません。ですから調達安定ではストックはターゲットストックを超えてかまわないとしています。いっぽう、出荷状況に対してあまりにも多くのストックをかかえてしまうと資金ショートのリスクが高まります。調達安定の前提で、出荷や販売の時期に合わせて生産量を変動させるにしろ、生産量も安定化させるにしろ、過剰...

調達安定の手法 8 -製品過剰在庫 2-

仕掛品を含めた製品のストックがターゲットストックを上回っている前提で過剰在庫への対応を検討します。下回っているのならば過剰在庫ではなく在庫不足であり、補充のために生産量を多くする必要があります。ターゲットストックは量に関する情報で、ブルウィップ効果を起きにくくすることをねらい、ストックが上回ってもよしとしています。ですから、過剰在庫を判断するには在庫量を指標に使わないほうがブルウィップ効果につなが...

調達安定の手法 9 -製品過剰在庫 3-

在庫不足に対してターゲットストックを用い過剰在庫に対して量以外の情報資源をモノサシに用いれば製品在庫の過不足をとらえたうえで生産計画を立案できます。過剰在庫の指標に、生産や販売の状況を反映できる情報資源を用いることでより多くの視点に基づいた計画立案をなし得ると考え、応用できそうな情報資源を列記し簡単に検討してみます。・在庫期間情報→ 出荷可能なストックが、生産システムに何単位期間とどまり続けているか...

調達安定の手法 10 -2つのフロー-

ターゲットストックは材料と製品(仕掛品を含む)の大きく2つのストックを対象としていました。ですからフローはそれら2つへの投入にあたる、材料の調達と製品の生産開始に関して立案すれば在庫不足や製品の過剰在庫に関してコントロールできることになります。材料の調達はオーダーから入荷までのタイムラグがありますしさらに何単位期間か先の入荷に対してオーダー済のこともあるでしょう。本報ではそういった先の入荷に対する材...

調達安定の手法 11 -生産計画 1:AT法-

本blogでAT法として紹介したものを簡単に記します。生産量を過去1年程度の単位期間あたりの平均需要量の95%にします。仕掛品を含めた製品のストックがターゲットストックを下回るまで、若干少なめの生産を行いあらかじめ過剰在庫をさけることができます。調達量は、オーダーから入荷後のストックを含めたターゲットストックを過不足なく満たすように計算します。歩留りを考慮した平均需要量の95%のストックが単位期間ごとに生産...

調達安定の手法 15 -生産計画 5:DBRR-

DBRのRは材料投入、すなわち生産を開始する位置への速度の伝達を担っていました。調達安定では材料投入からさらに川上側、すなわち材料調達のオーダーにもR(ロープ)を必要とします。2本ロープがあるのでDBRRと名付け、いくつか手法を考案したので紹介させていただきます。DBRRは、生産量を単位期間あたりの平均需要量にセットする単純な手法です。調達量は、歩留りを考慮した平均需要量に、ROI+100% という会計情報を乗じます。RO...

調達安定の手法 16 -生産計画 6:S-DBRR-

DBRRでは会計情報を使いました。生産計画立案の際に会計情報を使えない場合のために、Simplified DBRR(S-DBRR)を開発しました。ここでは、エシェロン在庫という、ある位置から川下側すべてのストックの合計量をみる考え方を利用します。前報の例でフローとストックの所要期間と記しました。ここでもその例と期間を使います。生産量を決めてからの所要期間は3週間です。後出しジャンケンですみませんがこのうち1週間は生産期間、...

調達安定の手法 17 -生産計画 7:M-DBRR-

Modified DBRR(M-DBRR)は、調達量をDBRRで、生産量をS-DBRRでもとめる単純な手法です。調達に会計情報を生かし、エシェロン在庫比を通じて生産量に直近の需要情報を生かすことがねらいです。DBRR S-DBRR M-DBRR を同じ条件でシミュレーションし検討したところ、会計(ROI)的にはDBRRが最も優れていました。つぎに会計的によかったM-DBRRは調達量の安定度が最も優れていました。S-DBRRはどちらも一番悪い結果となりました。...

調達安定の手法 18 -生産計画 8:I-DBRR-

当初、Initial DBRR(I-DBRR)は調達安定の導入用に考案しました。特徴やねらいは、計画立案のための情報収集などにあまり時間をかけずに簡単に生産計画を立案するためです。短期の需要情報、それこそ1週間程度の需要情報を用いて日単位などの計画立案を行うことを想定しています。生産や輸送を含めた多くの時間を要するサプライチェーンでも簡単にこの手法を適用できそうです。生産量は単純に以下の式でもとまります。出荷在庫速度...

経済の安定 -部分最適と全体最適-

ブルウィップ効果(需要変動が歪み増幅されてサプライチェーンをさかのぼる現象)の影響によって川上の業種・現場ほどより多くの在庫や生産能力を不要に準備しなければなりません。ブルウィップ効果はサプライチェーンをさかのぼるため、川下の需要変動は時間の遅れをともなって川上へ歪み増幅されて伝わっていきます。ブルウィップ効果をサプライチェーン全体が受けとめ需要に応じるためには、エネルギーや輸送に関連する他の業種や...

手法の違い  -トヨタ生産システム・TOC・調達安定-

トヨタ生産システム、TOC、そして調達安定について非常に簡単に違いを検討します。トヨタ生産システムでは川下のJIT(ジャストインタイム)と上流の平準化にその特徴をみることができ、工場内の生産量に着目しています。(平準化させているとはいえナニをどれだけ作っているかで部品の投入量は変動するでしょうけれど、大きな振幅はないように考えられます)TOCと調達安定では生産システムに投入する原材料(素材や部品)の量に着目しま...

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AOYAGI Shuhei Ph. D.

Author:AOYAGI Shuhei Ph. D.
handle: 古代の鐘 / ancientbell
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